【芸術】奥能登トリエンナーレで出会った作品を振り返ります。
2021年9月4日から開催され、11月5日に大盛況のもと幕を閉じた奥能登トリエンナーレ。
全53にも及ぶ作品を展示した、大規模な芸術祭でした。
2泊3日して全てをまわる猛者もいたようですが、私たちは、約4時間の滞在で7作品を見ることができましたよ。
奥能登トリエンナーレで出会った作品たち
国内外の現代芸術家の作品が、最果ての地に集まりました。
スズ・シアター・ミュージアム
小学校跡地を利用しており、館内では立体的な映像表現を楽しむことができました。
珠洲の人々の暮らしを理解するという意味でまずは珠洲との接点を持つことのできる場所です。
塩田千春さん『時を運ぶ船』
これを見に奥能登を訪れた人も、たいへん多かったのではないでしょうか。
真っ赤な毛糸を張り詰めて作られた空間には、独特の緊張感があります。
会場では、海外での設営の様子など、作品が出来上がる過程の貴重な動画を見ることもできました!
山本基さんの『記憶への回廊』
ベタっと塗られた青色に白い模様。
スパッと終わっている色塗りは、記憶と日常の境界線のようです。
最初はドキドキしますが、慣れてくるとスマホを触ったりしてリラックスできる不思議な空間でした。
チームKAMIKUROの作品
様々な時間軸とテクスチャーが入り混じる、ここだけの展示方法が興味深いです。
私たちは最後から2番目にこちらに伺いましたが、グッと珠洲に近付くことができました。
外にある、おおきいクルミやドングリはなんだか嬉しくなってしまいます☺️✨✨
カルロスアモラレスさん『黒い雲の家』
人の中にかならずある『厨二心』をくすぐるような
展示でした。
写真に映っている部屋だけでなく、この建物の一階全てが黒い蝶で覆われています。
カールステイニコライ さんの『Autonomo』
こちらは私が特に気に入った
ドイツ人アーティストの作品です。
一定の間隔の時間で放たれるテニスボールが、板に当たって不規則な音と動きが発生します。
視覚情報の少なさと、規則的と不規則的の狭間で
心が揺さぶられる感覚になります。
慣れてくると瞑想できるくらい落ち着きます🧘♀️