ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

長野県立美術館で開催“10 Mame Kurogouchi”に行ってきました。

Bonjour! ななです。


UNIQLOとのコラボで
服に興味の無い人も知ることになった
Mame Kurogouchi(マメクロゴウチ)

2018年よりパリコレで発表を行うなど
名実を手にしつつある今最注目のブランドです。


その10年間の軌跡を辿る展覧会が
長野県立美術館で行われています。

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10 Mame Kurogouchi

10 Mame Kurogouchi(テン マメクロゴウチ)”
ブランドにとって初の美術館での単独の展覧会です。

デザイナーの黒河内さんが
美術館の制服デザインを手掛けたことや
彼女自信が長野県出身ということで、
『長野で改めて自己紹介を』との想いから
実現しました。

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長野県立美術館

前身の長野県信濃美術館からリニューアルし
2021年4月にオープンしたばかりの美術館です。

1,400年の歴史を持つ善光寺の東隣にあり
非常に自然が豊かで、神聖な雰囲気のある土地です。

建物は、水の上の通路や2階にわたり掛かる階段など
コンプレックスな作りが特徴的です。

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展示室が比較的多くあり
同時に複数の展覧会が開催されているためか、
幅広い層の人で賑わいがありました。

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ミュゼ レストラン 善

ランチに、美術館内のレストラン
“ミュゼ レストラン 善”を利用しました。

長野県産の食材を使った
フレンチ&イタリアンテイストのコース料理

善光寺を眺めながらいただくことができます。

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信州鹿と自家製麺のパスタ
白馬豚とグリーンマスタードのソテー
ルバーブという野菜を使ったパイ
など。

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¥4,180/1人 のコース“善”では
ワゴンに乗った自家製スイーツを
好きなだけ盛り付けしていただく
ことができます。

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ディナータイムのみ予約可能とのことで、
11:30のオープンより少し前に行ってみました。

係の人が名前を書いてくださり
オープン時間に戻ってきてくださいとのこと。
スムーズに案内してくださいましたよ。

ミュージアムショップ

1階正面入り口からすぐのミュージアムショップは
開放的な作りです。

書籍や雑貨と
長野県立美術館オリジナルグッズが並びます。

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別館 東山魁夷

長野県立美術館に併設される
東山魁夷(ひがしやまかいかん)

日本画東山魁夷さん寄贈の作品が展示されています。


『風景は心の鏡である』とした
東山さんの世界観が表現された空間に癒されました。

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ガラス張りの開放的なスペースに
ずっしりとしたソファがあり、
小休憩に使いたい贅沢な場所です。

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長野県立美術館と東山魁夷館は
2階の連絡通路から行き来することができます。

展示室3

2階の奥にある展示室3で開催中の
テン マメクロゴウチ

展示室内はほとんどの展示が撮影可能です。

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入るとすぐに
ピンクベースの3体のボディが迎えてくれます。

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中華的なディティールや胸元の美しいカッティングに
うっとりしました。


展示室のいたるところに
デザイナー黒河内さんの日記と撮り溜めた写真
展示されています。

押し花
飛行機搭乗時に荷物を預けると巻かれるラベル
旅先での感じたこと…
誰の日常にもありそうな一般的な事象を
つないでつないで自身のクリエイティブにしていく様は
デザイナーらしくて大変おもしろいです。

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そんな日々の記録をじっくり見ていると、
展示されているドレスのデザイン画も登場します。

ぜひ探してみてくださいね。

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私が1番印象に残ったのは
テクスチャーに関する展示のこちらのボディです。

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刺繍、プリント、ジャガードのシルク生地を
レイヤードさせたドレスは、
触るとどうなってしまうんだろう?と思うほど
繊細な様子でした。

ディティールは
他のドレスでも使われているものですが、
ファブリックがこのドレスの存在感を
作り出しているようでした。

10 Mame Kurogouchi

2021/6/19(土)〜8/15(日)

9:00-17:00(最終入場16:30)
水曜休

一般 ¥500
東山魁夷館との共通券 ¥800

まとめ

この展覧会を通して、
繊細な視点で切り取るクリエイションの源を
垣間見る
ことができました。

今後さらに世界で活躍するであろうマメの
初の単独での展覧会は、開期が残りわずかです。

この機会にぜひ足を運んでみてくださいね。