ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

来年3/7まで六本木で開催“トランスレーションズ展「わかりあえなさ」をわかりあおう”へ行ってきました!

Bonjour! ななです。

 

六本木駅直結東京ミッドタウン内にある美術館

21_21DESIGN SIGHTで開催中の展覧会へ

行ってきました。

f:id:ny15i:20201126190444j:image

トランスレーションズ展

まず、トランスレーションとは

“内容を変えずに形式を変換すること”です。

 

これを踏まえたうえで、

このトランスレーションズ展は

“トランスレーション”の方法の数々を

紹介するものです。

 

トランスレーションズ展

「わかりあえなさ」をわかりあおう

 

2020/10/16(金)-2021/3/7(日)

火曜休

 

平日 11:00-18:30

土日祝日 10:00-18:30

※共に最終入場18:00

 

21_21DESIGN DIGHT Gallery1&2

 

一般 ¥1,200

大学生 ¥800 / 高校生 ¥500

中学生以下 無料

※交通系電子マネーやクレジットカードなど

各種キャッシュレス決済が使えるように

なっていました。

21_21 DESIGN SIGHT

トゥーワントゥーワンデザインサイトと読みます。

 

 

この美術館は、

ファッションデザイナーである三宅一生氏

ディレクターのひとりを務めます。

 

デザインを通じて様々な物事を考える場所として

世界に発信し、提案し続けています。

 

 

また、この特徴的な建築は

安藤忠雄氏が手掛けました。

 

Gallery1&2

このギャラリー1と2が、

比較的大きな展示を行う

この美術館のメインとなる場所です。

 

また、入ってすぐにチケットカウンターがあり

有料の展覧会の開催場所であることが多いです。

f:id:ny15i:20201126190555j:image

平たくミニマルに見えますが、

地下に自然光の降り注ぐギャラリーが広がっており

外側から見たときの印象と

入ってみての印象がガラリと変わるのも

魅力のひとつです。

 

ミュージアムショップのスペースもあります。

 

Gallery3

デザインのプレゼンテーションスペース

位置づけるギャラリー3では、

比較的小規模な無料の展示

見ることができます。

 

ここでは、展示と販売を兼ねる雑貨等もあり

小さいスペースながらいつも満足感のある時間

過ごさせてもらっています。

 

 

以前のここでの展示をブログに書いていました。

 

www.creativenana.com

 

「わかりあえなさ」をわかりあおう

コンピュータが精確に

デジタルデータを複製、転送したりするようには

私たちは情報を伝えることができな

いという点において、

コミュニケーションには根源的な

“わかりあえなさ”が横たわります。

 

この展覧会では、

“翻訳”わかりあえないはずの他者同士が

意思疎通を図るためのプロセスと捉えています。

 

また、そんな他者同士のコミュニケーションから

こぼれ落ちる意味のおもしろさにも

焦点を当てています。

f:id:ny15i:20201126190825j:image

1.〜21.までの作品のなかで

印象に強く残った物から順番に厳選し

ご紹介させていただきます。

 

7.オンテナ

富士通からすでに発売されている

私も以前から気になっているプロダクトです。

 

花火が空に上がり開くときの段階的な音の変化

まな板の上でニンジンが着られるリズミカルな音

振動と光の点滅で感じることができます。

f:id:ny15i:20201126191022j:image

こちらは

実際に映像を見ながらオンテナに手を置いて

体験してみることができます。

 

9.モヤモヤルーム

こころの中で抱える複雑な気持ち=モヤモヤを

翻訳しようというアイデア

非常におもしろいです。

f:id:ny15i:20201126191252j:image

心の内を書き出して掘り下げるような

自己分析と少し似ていますが、

複数人で話し合い

グラフィックレコーディングをおこなうところが

自己分析よりもさらに踏み込んでいます。

f:id:ny15i:20201126191318j:image

グラフィックレコーディングとは、

複雑な思考や対話のプロセスを

形や色で描いていくものです。

 

14.火焔氷期

“作品を作るときには、

見る人の視点を変えることを重視している”

というTakramのおふたり。

f:id:ny15i:20201126191451j:image

炎を氷で例える表現は、

シンプルな発想ながら上の視点が体現されていて

気持ちがいいです。

 

21.Human×Shark

“サメと人が愛し合うことは可能か?”

という題に対して

サメに気に入られる香水を作るというものです。

f:id:ny15i:20201126191631j:image

すこし変態的ですが、

このわかりあえなさを解消できたとき

わたしたちの恋愛商戦に

幅を持たせることができるな

なんて思ったりしました。

 

12.見えないスポーツ図鑑

こちらは他の展覧会で見たことのある

内容でした。

 

アスリートたちの内部で起こる

駆け引きなどの身体感覚

誰でも追体験できるようにしたものです。

f:id:ny15i:20201126191815j:image

私のようにスポーツにはあまり関心がなく

“ルールが分からないから”

と言い訳してしまうような人にとって、

スポーツを楽しむ新たな手段になり得ると

感じます。

 

4.翻訳できない世界のことば

その国にしかない言い回し

イラストとともに展示してあります。

f:id:ny15i:20201126192009j:image

クスっとしたり、ドキッとしたり

これもまた翻訳だもんなぁと

緩い姿勢で楽しむことができました。

 

まとめ

アイデアを

身体の不自由な人のためとしてだけではなく、

他者同士の翻訳の手段としてわかりあおう

というスタイルが心地よい展示でした。

 

たくさんのクリエイティブでポジティブな

作品に出会えます。

 

1人で行ってじっくり理解し

楽しんだり思考したりしてもいいですし、

友達や家族、恋人とr行って

声に出したり触ったり身体を動かしたりして

理解を深めてもよさそうです。

 

 

検温と各所にアルコール消毒が用意されており

感染症対策もしっかりしてありましたよ。

 

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます😊