来年3/7まで六本木で開催“トランスレーションズ展「わかりあえなさ」をわかりあおう”へ行ってきました!
Bonjour! ななです。
六本木駅直結東京ミッドタウン内にある美術館
21_21DESIGN SIGHTで開催中の展覧会へ
行ってきました。
トランスレーションズ展
まず、トランスレーションとは
“内容を変えずに形式を変換すること”です。
これを踏まえたうえで、
このトランスレーションズ展は
“トランスレーション”の方法の数々を
紹介するものです。
トランスレーションズ展
「わかりあえなさ」をわかりあおう
2020/10/16(金)-2021/3/7(日)
火曜休
平日 11:00-18:30
土日祝日 10:00-18:30
※共に最終入場18:00
21_21DESIGN DIGHT Gallery1&2
一般 ¥1,200
大学生 ¥800 / 高校生 ¥500
中学生以下 無料
※交通系電子マネーやクレジットカードなど
各種キャッシュレス決済が使えるように
なっていました。
21_21 DESIGN SIGHT
トゥーワントゥーワンデザインサイトと読みます。
この美術館は、
ファッションデザイナーである三宅一生氏が
ディレクターのひとりを務めます。
デザインを通じて様々な物事を考える場所として
世界に発信し、提案し続けています。
また、この特徴的な建築は
安藤忠雄氏が手掛けました。
Gallery1&2
このギャラリー1と2が、
比較的大きな展示を行う
この美術館のメインとなる場所です。
また、入ってすぐにチケットカウンターがあり
有料の展覧会の開催場所であることが多いです。
平たくミニマルに見えますが、
地下に自然光の降り注ぐギャラリーが広がっており
外側から見たときの印象と
入ってみての印象がガラリと変わるのも
魅力のひとつです。
ミュージアムショップのスペースもあります。
Gallery3
デザインのプレゼンテーションスペースと
位置づけるギャラリー3では、
比較的小規模な無料の展示を
見ることができます。
ここでは、展示と販売を兼ねる雑貨等もあり
小さいスペースながらいつも満足感のある時間を
過ごさせてもらっています。
以前のここでの展示をブログに書いていました。
「わかりあえなさ」をわかりあおう
コンピュータが精確に
デジタルデータを複製、転送したりするようには
私たちは情報を伝えることができな
いという点において、
コミュニケーションには根源的な
“わかりあえなさ”が横たわります。
この展覧会では、
“翻訳”をわかりあえないはずの他者同士が
意思疎通を図るためのプロセスと捉えています。
また、そんな他者同士のコミュニケーションから
こぼれ落ちる意味のおもしろさにも
焦点を当てています。
1.〜21.までの作品のなかで
印象に強く残った物から順番に厳選し
ご紹介させていただきます。
7.オンテナ
富士通からすでに発売されている
私も以前から気になっているプロダクトです。
花火が空に上がり開くときの段階的な音の変化や
まな板の上でニンジンが着られるリズミカルな音を
振動と光の点滅で感じることができます。
こちらは
実際に映像を見ながらオンテナに手を置いて
体験してみることができます。
9.モヤモヤルーム
こころの中で抱える複雑な気持ち=モヤモヤを
翻訳しようというアイデアが
非常におもしろいです。
心の内を書き出して掘り下げるような
自己分析と少し似ていますが、
複数人で話し合い
グラフィックレコーディングをおこなうところが
自己分析よりもさらに踏み込んでいます。
グラフィックレコーディングとは、
複雑な思考や対話のプロセスを
形や色で描いていくものです。
14.火焔氷期
“作品を作るときには、
見る人の視点を変えることを重視している”
というTakramのおふたり。
炎を氷で例える表現は、
シンプルな発想ながら上の視点が体現されていて
気持ちがいいです。
21.Human×Shark
“サメと人が愛し合うことは可能か?”
という題に対して
サメに気に入られる香水を作るというものです。
すこし変態的ですが、
このわかりあえなさを解消できたとき
わたしたちの恋愛商戦に
幅を持たせることができるな
なんて思ったりしました。
12.見えないスポーツ図鑑
こちらは他の展覧会で見たことのある
内容でした。
アスリートたちの内部で起こる
駆け引きなどの身体感覚を
誰でも追体験できるようにしたものです。
私のようにスポーツにはあまり関心がなく
“ルールが分からないから”
と言い訳してしまうような人にとって、
スポーツを楽しむ新たな手段になり得ると
感じます。
4.翻訳できない世界のことば
その国にしかない言い回しを
イラストとともに展示してあります。
クスっとしたり、ドキッとしたり
これもまた翻訳だもんなぁと
緩い姿勢で楽しむことができました。
まとめ
アイデアを
身体の不自由な人のためとしてだけではなく、
他者同士の翻訳の手段としてわかりあおう
というスタイルが心地よい展示でした。
たくさんのクリエイティブでポジティブな
作品に出会えます。
1人で行ってじっくり理解し
楽しんだり思考したりしてもいいですし、
友達や家族、恋人とr行って
声に出したり触ったり身体を動かしたりして
理解を深めてもよさそうです。
検温と各所にアルコール消毒が用意されており
感染症対策もしっかりしてありましたよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございます😊