ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

アパレル販売の現場で感じた違和感

日々の販売お疲れ様です。

2017年に入社した子供服大手企業での仕事も
この春で4年目を迎えました。


これまで、アパレル販売員のボーナス事情については
赤裸々に記事にしてきました。
www.creativenana.com
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しかしもっと解き明かしたいのは、
3年経っても慣れることができなかった
アパレル販売の現場での独特の感覚です。


これからアパレル販売員として
仕事をしようとしている人は
それでも本当に挑戦したいか

今、アパレル販売の現場で仕事をしている人は
これらの問題とどう向き合っていくか

一緒に考えていただければと思います。

アパレル販売の現場で感じた違和感

謎敬語の発信源は、ここ

アパレル販売員で使っている人をよく見かける
謎敬語

謎敬語とは?

・間違った使い方の敬語
・無駄に長く丁寧でもなんでもない言い回し

例えば…

「Мサイズです」
「Мサイズでございます」でいいところを

「こちらがМサイズになっております」
(なります は、変化や成長をあらわします)


目上の人に対しての
「了解です!」
(正しくは、承知しました)


「よろしいでしょうか?」を

「よろしかったでしょうか?」
(今の話をしているのに、なぜ過去形)


出た!謎敬語!発信源はどこだろう?と思い、
どこでだれに習ったの?と聞いてまわりました。

忘れた(=おそらく生まれ育つ中で身に着けた)というスタッフと
先輩の真似をしているというスタッフが
圧倒的に多いことに驚きました。


確かに、マネージャーや店長クラスでも
平気で恥ずかしい敬語を使っている人がいます。

私がいくら出会うスタッフに
正しい敬語や言葉の使い方を伝えていったところで、
これでは追いつくことができないなと悲しくなりました。

正しい言葉を使ってほしい理由

正しい言葉を使うだけで、
売れる販売員になれるからです。

逆に、変な言葉を使っていると、
いくら人間性が素晴らしくても
服の知識をたくさん持っていても
販売員として限界があるでしょう。


このご時世に、
タイムセールもしないクーポンもないような
リアル店舗に足を運んでくださるお客様。

無意識のご来店であっても、
必ず潜在的に私たちに期待するものはあります。


接客で服に付加価値をつけることが
私たち販売員の大きな仕事
だと思っています。

そうでなければ、
お店に服を並べて置けばいいだけです。

販売員一人一人の振る舞いが
ショップの雰囲気を作り
商品をより魅力的に感じていただき、
お客様がお金を払ってくださるのです。


そんなときに、
言葉がネックになっては勿体ないです。

たかが言葉、されど言葉です。

すこし間違った言葉を使っているだけ
思う人もいるかもしれませんが、
それだけで
この人から服を買うのはやめようと思うお客様は
少なからずいます。

もちろん、気にしないお客様もいます。


それならば、正しい敬語や言葉を使って
どちらのお客様からも気に入っていただける
ほうが
よいのではないでしょうか。


正しく美しい言葉は、
相手への敬意と自身の品格を表します。

どうか言葉で、ショップと商品
して自分自身の魅力を最大限に伝えられる販売員が
いなくならないでほしいです。

目線の低いスタッフが大多数

販売員としても人としても目線の低いスタッフが多く
苦悩の日々でした。

ここでいう“目線の高さ”とは?
・仕事への向上心や、未来を見据える視点を持っているか
・アパレルやそれを取り巻く情報に高い感度を持っているか


アルバイトや派遣に限らず
社員でも見かけるのが、
バイタリティーがなく考え方も緩いスタッフです。


それはどうしてかと考えたときに、
まずこの職場で働くに至った経緯が違うから
なのではないかと思いました。


私は就活をして社長面接を経て、
地方から関東への引っ越しも済ませてここにいます。

あえて言語化するならば、
ここまでするだけの仕事への熱量があります。

一方で、たとえばアルバイトの主婦さんは
お家から通いやすいからや
家計の足しになればという理由

ここで仕事をしている人もいます。


そもそもの動機が大きく違うため、
日々の仕事への思いや行動が変わってきます。


次に、興味関心は人それぞれなので
プライベートの過ごし方が大きく違い、
それが仕事へのモチベーションにも表れる
のではないかと
考えました。


アパレル販売の現場は、
基本的には女社会です。

彼と結婚をしたいから、お金を貯めるために
休日は家で寝て時間を過ごす

という子や

服が好きなので、トレンドの服を買うために
(お給料をもらうために)出勤している

という子など本当にいろんな子がいます。


どちらかといえば、
私は精神的な部分と未来への投資
こだわるタイプです。

販売員としてよりファッション業界のムードを感じたいと
休日は百貨店をはしごしたり、
検定の勉強をしたりと自分なりに視座を高めようと
プライベートな時間を過ごしていました。


そうなると
プライベートの話題で盛り上がることは
もちろん難しいですし、
同じモチベーションで仕事をすることも
なかなかできません。

目線の高さ問題とたたかえるか?

仕事をする上で、
日々そつなく仕事をこなすことを
目標とする人
もいれば、
前年比率を上げることを成果として
仕事に取り組む人
もいます。


そこを理解していても、
これまでの人生で私が関わってきた人たちと
アパレル販売の現場で出会う人たちとの
目線の高さの違いへの違和感
今も感じ続けています。


特に店長に昇格してからの
先輩に言われる
「目線を下げてあげてね」という言葉に
戸惑いました。

後輩に目線を合わせてあげることはあっても、
どこかでより高い目線を求められるような
仕事を私はしたいのかもしれません。

まとめ

アパレル販売の現場には
浸透圧があると感じます。

どの業界の仕事場にもあるかもしれません。


目線の高い人が過半数ならば、
新しく入ってきたスタッフの目線も
おのずと上がります。


そして、たとえば
私一人が高い目線を持ち、
他のスタッフ全員が
目線の低いメンバーならば
彼女たちを鼓舞することは大変難しいです。


同じようなことは、
正しい言葉を使うかどうかにも言えます。


これらは私が感じた違和感であり、
何か正義や正解があるわけではありません。

そして、アパレル販売の現場は
これから先もこの感じで続いていくでしょう。

違和感を感じるか、
感じるとするならばどう向き合っていくか
考えるきっかけになればと思い
書かせていただきました。