ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

アパレル・子供服業界のお仕事内容を紹介、コーディネーターとは?

週末の販売、お疲れ様でした。

前回、アパレル業界・子供服業界の
役職と仕事内容を紹介する第一弾として
アパレル販売員の仕事を紹介しました。

www.creativenana.com

コーディネーターの仕事内容

コーディネーター(以下CD)の仕事を簡潔に言うと、
①ブランドを作り込む
②企画とショップを繋げる

だと感じています。

以前twitterにも書かせていただきましたが、
アパレル業界の役職と仕事の内容は
会社によって結構差がある
ようです。

ここで紹介するCDの仕事は、
私の所属する企業での一例です。

参考程度に読んでいただいて、
アパレル・子供服業界への理解を深めていただけると
たいへん嬉しく思います。


①ブランドを作り込む仕事

新入社員の頃、担当した百貨店ブランドでは
西日本エリアと東日本エリアに1人ずつCDがいました。

CDは担当エリアのショップを順々にまわっています。

<お客様へ>ショップでのブランド体験を演出する

ショップの什器の配置や、並べる商品の量で
ブランドの世界観を作り込むことができます。

たとえば
ハンギングでたくさん商品を陳列する
ファストファッションのような見せ方や、
畳んだ服を等間隔に並べる
ラグジュアリーブランドのような見せ方など。

CDが全国のショップに
同じように指示を出すため、
全国のショップで統一感のある世界観で
ブランドを表現する
ことができています。


<同業者へ>展示会でブランドをアピールする

展示会は、これから店頭に入荷する最新作
またはサンプルの服と服飾雑貨
を、
バイヤーやショップスタッフなど
まずは業界の人々にお披露目する大切な機会です。

トレンド感
逆に根強くあるブランドのイメージ
どの辺に落とし込んだのか

そして、どれをどう組み合わせて
売っていってほしいのか

CDは担当するブランドのブースで力説します。


②企画とショップを繋げる

展示会で商品の魅力を伝えていること
からもわかるように、
CDはブランドの企画として決まった
方向性(マインドとプロダクト)

外へ外へと発信する役割を担います。

各ショップに合った打ち出しをする

私が担当していたブランドでは、
ショップでの販売員としての長い経験を
持った人
にCDの役職を任せています。

CDが店頭で接客をすることもあります。


そのため、各ショップのお客様の購買活動の
傾向をよく知っており、

この館ではワンピース系が強い
この売り場では、この台に置くとよく触られる

などショップに合った“売れる”打ち出し
ショップスタッフと擦り合わせて実践します。

ここでももちろん、ブランドイメージを保てるよう
配慮をしながらお店作りを行います。


全店の在庫管理・商品フォローをする

先にも書いたように、CDは
どのショップでどのような商品が売れるか
経験と数字で熟知しています。

ときには、あるショップに
3色展開があるトップスの2色のみを入荷させます。
そこでは売れないと思われる色は
初めから投入しない
という判断のもとです。
選択肢を絞り、購買を促します。

その反対に、◯◯店限定カラーというふうに
希少性高める販促もCDの判断で行われます。


商品フォロー(商品移動)という、
在庫をたくさん抱えたショップから
在庫が少ないショップに商品を送る
ように
指示を出すこともCDの仕事です。


まとめ

CDは、ブランドの中の人達と
ショップスタッフとのちょうど間にいる存在

と言えそうです。

仕事内容も、
ブランドとしてのテイストを意識しつつ
売上に直結する売り場と商品を繋げる
バランスの良さを問われる役割です。


ショップスタッフから見たCDの仕事を
ご紹介しました。
さらに見つけ次第、書き加えていきます。