ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

六本木 国立新美術館で5日間のみの開催“ここから4”展に行ってきました。

Bonjour! ななです。

美術館激戦区の六本木で、
常に多種多様な企画展を開催する
国立新美術館

12/4(水)〜8(日)の短期間で開催される
“ここから4 障害・表現・共生を考える5日間”
に行ってきました。

“ここから”展

2016年秋に初開催した
障害者のアートやスポーツ義足などのデザイン
に関する展覧会
です。

共生社会や文化の多様性について
関心を深めることを目標として
開催されてきました。

ここから4

“表現の持つ根源的なよろこび”
掲げたこの展覧会では、
漫画や映像、造形物などでそれを表現します。

展示室に順路はなく
好き場所から好きなように
展示を見て行くスタイルです。

ざっくりとカテゴリーに分けられているので、
同じカテゴリーの展示は同じタイミングで見ると
理解しやすく
より考えを深めることができそうです。


展示室の入り口が、出口も兼ねているので
部屋の奥から見て行くのもいいかもしれません。

ここから4 障害・表現・共生を考える5日間

残り開催日のみ記載
12/6(金),7(土) 10:00-18:00
8(日) 10:00-20:00

※入場は、閉館の30分前まで

入場無料

生きる-共に

生きることを見つめた作品
生きづらさを抱えた人に寄り添う映像

に出会うことができます。

山城大督(やましろ だいすけ)さんの映像作品
森のイスキアでは、生活のディティールを

萩尾望都(はぎお もと)さんの漫画の作品では
命の長さ、質についてを

考えさせられました。

ふれる-世界と

ときには世界とぶつかりながら
居場所を定めていく、
身体が触れることから世界は広がっていく

というようなことが
このカデゴリーでのメッセージです。

電子デバイス開発を中心に
“表現”の手伝いをする会社
MATHRAX(マスラックス)の作品
“いしのこえ”

石に触れると、
それぞれの石が違った音を放つ
というもの。


※HPより頂戴しました。

指先が触れてから
音が耳に届くまでの時間が心地よく
なんだか嬉しくなってしまいました。

お子様とも楽しむことができる展示です。

つながる-記憶と

自分の記憶、他人の記憶、あるいは社会の記憶。
様々なレベルでイメージが交錯し

想像を超えた感情が沸き起こります。

イタリア・ローマを拠点に活動するデュオ
APOTROPIAの映像作品は
強烈でした。

大きな事故に合い松葉杖をつくようになった人が
ダンスをします。

それを日本の金継ぎとなぞらえて表現しています。

集まる-みんなが

人と人とが響きあうと
思いもよらないことが起きる

1人で仕事をすることもあれば
チームで仕事をすることもあるので、
これにはすこし共感できました。

マスカラ・コントラ・マスカラは、
絵を描く人、文字を書き入れる人と
その間を取り持つ人
3人がいて生まれる作品を作ります。

キャッチーな表現が
数ある展示の中でも特に尖っていました。

世界ゆるスポーツ協会がおこなう
“トントンボイス相撲” は、
私も体験させていただきました。

力士にしこ名を付けて、いざスタート。

マイクに向かって
「トントントントーン!」と叫ぶと、
土俵が振動します。

私の、赤いふんどしを巻いた“六本木”が
勝ちました!

こちらも親子や友達同士で楽しめそうですね。

ひろげる-可能性を

ここを、すべてのカデゴリーのまとめとして
この展示はおしまいです。


入り口の近くには、アーティストに関連する
グッズや書籍の販売ブースもあります。

国立新美術館

〒106-8558
東京都港区六本木7-22-2

六本木駅徒歩5分
千代田線 乃木坂駅直結

10:00-18:00(金・土曜のみ20:00まで)

火曜休み
(火曜が祝日の場合は、その翌日が休み)