セール終盤のお店の作り方。
週末の販売お疲れ様でした。
やっと夏本番を迎えたと思えば、
アパレルショップの店頭には
秋物が続々と並びはじめています。
すぐに着れるノースリーブのトップスも売れば
ベビーギフトへニット帽を売ったり
新入社員は、「「頭がパンクしそう!」」と
嘆いていました。
それはお客様にとっても同じです。
春夏物と秋物が混在する店内では、
お客様にとって分かりやすく手に取りやすいお店作りが
特に大切で売り上げに響きます。
セール終盤のお店作り
今回は、自分自身の復習の意味でも
セールアイテムとプロパーアイテムが混在する時期の
お店作りのコツをご紹介します。
ボリューム陳列
夏物在庫の消化がかなり進んで、
アイテムやカラーに偏りが出てきたのでは
ないでしょうか。
百貨店ブランドでは特に、SCブランドでも
セールアイテムの陳列スペースは限られると思います。
その中でも
“探せばなにかありそう!”と思ってもらえるように
セールをプロパーよりも積んでおく必要があります。
セールから掘り出し物を探すのが好きな人は
一定数いますからね。
商品のケア
セールアイテムは、
安くなっているとはいえ
お客様にお金を出して買っていただく商品です。
・店頭で発生した汚れやほつれがないか
→お客様が見つける前にスタッフが必ず見つける・生地に他の服の繊維が付いていないか
→コロコロをかけて綺麗にととのえる
プロパーの時期からセール終盤までの長い期間
店頭に並んでいた商品は改めて、
売り物としての価値を保つためにケアが必要です。
店頭の整理整頓
そして、店頭の整理整頓も大切です。
・セールポップの角がボロボロになっていないか
→印刷し直して貼り替える・ポップの%表示はあっているか
→再値下げがあり変動していることもあるので、
誤った案内にならないように確認して表示する・おたたみは綺麗にされているか
→ただでさえアイテムやカラーがまちまちなので、
できるだけ綺麗に見えるように陳列する
商品をより魅力的に
売り場をより分かりやすくすることも
販売員の仕事です。
プロパーアイテム展開
プロパーアイテムは
セールアイテムと比べられるとやはり高価で、お客様の手が出にくいです。
ただ、夏物を買い尽くした方にとっては新鮮で
ついつい先買いしたくなるのです…!
ショップの鮮度を保ち、
またお客様に目星を付けていただいて
実売期に戻って来ていただくためにも
秋物プロパーは大胆に展開していきましょう。
★セールに引き寄せられたお客様が、
秋物を下見して帰る
★秋物を見に来たお客様が、
ついでにセールを買って帰る
春夏物から秋物への立ち上がり期は
価格的にも素材的にも
なかなかスムーズには行きませんが、
そんな相乗効果を狙える時期ともいえます。