百貨店の朝礼で行われること。
Bonjour! ななです。
百貨店では、毎朝
開店の15分くらい前になると
フロアごとに朝礼が行われます。
早番で出勤している
百貨店の社員さんは全員参加、
テナントのショップからも各一名が
かならず参加します。
ここで士気を高め
その日の販売へのスイッチを入れます。
あなたがもしお客様なら、
販売員は、百貨店のイベントや数字について
どこまで把握してショップに立っているか
基準にしていただいて、
来店した際にはぜひ頼りにしてくださいませ。
百貨店で今後仕事をすることがあれば、
心の準備材料にしていただけると幸いです。
①挨拶、日割り予算の周知
フロアで一番偉い人は統括
二番手はフロアマネージャーと
呼ばれています。
朝礼に参加する販売員がずらっと並び
その前に統括またはマネージャーが立ち
朝礼が始まります。
・挨拶、日付、天気の確認
・れにともなう来店客数と目的の予想
・フロア全体で目標とする日割り予算
これらを周知徹底します。
②前日の結果
前日の予算への
アプローチの結果も重要です。
年単位で目指す目標を達成するには、
日々の積み重ね、そして施策の微調整が
必要になるからです。
・前日の売上、客の動向
・予算との比率(予算ぴったりならば予比100%)
・前年との比率(前年と同じなら前比100%)
ここで、フロア予算の達成に貢献する
好調ショップを発表されることもあります。
一流のショップと販売員がひしめくなかで
好調ショップとして発表されることは、
ショップスタッフの販売への
モチベーションを高めます。
③ご案内、ルールなどの確認
以前にも記事にしたように、百貨店では
お客様にノーとは言わないルールがあります。
百貨店のバッジを付けて店頭に立つからには、
お客様のどんなお伺いにもスムーズに
そして確実な情報をお伝えしなければいけません。
・ポップアップショップやイベントの開催時期
・近隣の駐車場やATMの場所
・災害や不審者出没などトラブルへの対処
上に挙げたこと以外にも
百貨店に関わるすべてのことについて
毎日すこしずつ確認していきます。
④プロフェッショナルに必要なスキル
販売のプロとして、必要最低限のスキルです。
・こどもの日、ひな祭りなどの由来
・それに向けた準備や儀式
・包装紙の使い方
・お祝いにあったのし紙の選び方
人々の生活に寄り添うものから
人々の生活の特別な瞬間を彩るものまでを
自信を持って提案できるようになります。
最後は、時間に余裕があるときにのみ行われる
こちら。
⑤業界の小話
統括やマネージャーが、
業界を渡ってくるなかでの様々なエピソードを
お話してくれる機会が何度かありました。
プライベートなことでの失敗からも
仕事への学びがあることに気付かされます。
私はこっそりこの時間が大好きでした。