ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

店長向け、1年後のアパレルショップの作り方。

今回は、アパレルショップの店長向けに

1年後のショップを作っていく方法をご紹介します。

 

また、店長に限らず、

一年後の自分のため

ショップのために出来ることも

多くあります。

 

ぜひご活用くださいませ。

 

どうして1年後なのか?

 

ご存じの通り、

アパレルファッションというのは

1年で一周します。

 

今感じた悔しさを

改善し、ほぼ同じ条件のもと試すことができるのは

早くてちょうど1年後なのです。

 

もちろん

店長クラス、マネージャークラスや

さらにその上になると、

1年後に限らず数年先のブランドの在り方も

視野に入れていると思います。

 

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お客様を育てる

 

対応しやすいシステムを作る

 

クレームが入りにくいショップ

 

これは、私たちショップスタッフで

作り上げることができます。

 

たまに

“それはお客様次第で

私達でどうこうできるものではない”

と言うスタッフもいますが、

そんなことはありませんよ。

 

 

システムを伝える、伝え続ける

 

お店にある、返品や交換のルール

 

返品したいというお客様が現れてから

説明したところで、

お客様が引き下がることはまずないです。

 

だって、どうしても返品をしたくて

わざわざ足を運んだのだから…!

 

 

接客の中で、お客様がすこしでも

返品や交換をする可能性がありそうだなと感じたら

先に基本ルールを説明しておきましょう。

 

何か基本ルールが書いてある用紙があるならば、

お客様の目に入れておいていただきましょう。

 

 

顧客様にだって、同じように説明をします。

 

何かあったときに

“いつも利用してやってるのに!うるさいな!”

と思われてしまうのか

 

“基本的にはこうですもんね、すみません”

と思っていただけるのか

 

せっかくお店を気に入ってくださっている方でも

日々の私たちのご案内不足で

クレーマーになることだってあるのです。

 

 

お客様を味方にする

 

アパレル・ファッションのプロとして

お客様にはいつも凛とした姿を見せるべきです。

 

 

しかし、顧客様にはとくに

時にはくだらない話もするといいでしょう。

 

配偶者や子供のありなし、

近くに住んでいるのか、遠くから通っているのか

 

話すことで、こちらの性格なんかも

多少お客様に理解していただけます。

 

一生懸命仕事をする姿をお見せすることも

あるかもしれません。

 

 

そのように普段は堂々と服を勧めて

お金を操作する私たちに、

お客様が人間味や愛着を感じてくださいます。

 

こちらも、顧客様には

さらにショップを気に入っていただけるように

居心地が良くなるように配慮しつつ、

ここまでくるともうクレーマーになる可能性は

ほぼなくなります。

 

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スタッフを育てる

 

作戦を練る

 

新人のスタッフにも、

ショップの作戦を共有しましょう。

 

作戦が功を奏した喜びを

スタッフ全員で共有することができるようにです。

 

計画的に打ち出しをおこなう

 

先に書いたように、

アパレルショップでの悔しさは

1年後のアパレルショップで晴らします。

 

 

・1年前の同じ時期の動向

・1年前の反省

 

を踏まえた上で、

今年はどんなふうに打ち出すのか

どんな接客をしていくのかを、

ショップで考えておきます。

 

 

ものすごいスピードで

トレンドが入れ替わることもある

アパレルファッション

 

時期によっては客数がすさまじく

お畳も大変

 

そんなときは、

目の前のショップ作りにばかり

目が行くと思います。

 

 

すこし先のショップの打ち出しを

スタッフみんなで見据えることができれば

 

例えば、お客様の

「春物はいつ頃から展開しますか?」

「水着が全種類で揃うのはいつでしょうか?」

 

このような問い合わせに

統一感を持ってお応えすることができます。

 

代案を置いておく

 

これは、私が店長になって

失敗した経験からです。

 

ショップの1番前、通路に面する斜頸ラック。

 

可愛くて絶対売れるワンピースを

ピンクを手前に、色違いのチャコールを後ろに

掛けました。

 

そして、他店へのヘルプ出勤のため

私は土日のショップを留守にしました。

 

週末明けに出勤すると、

ピンクは売れてスカスカ。

 

サイズのまだある、チャコールを手前にして

隣のマネキンが着ているのもチャコール!暗い!

 

いつからこうしてたの?と聞くと、

土曜日にはもうピンクがほぼ売れてしまって

土曜の夕方からずっとこうだったとのこと。

 

ピンクが先に売れることは、予想できたことです。

 

そうなると、次は何を飾ればいいのか。

色違いなのか

別のアイキャッチになるアイテムなのか。

別のアイテムならば、

何色を前に掛かればいいのか。

 

きちんと伝えて、お店を留守にするべきでした。

 

 

最終的には

“考え方”を教えていかなけらばいけませんが、

まずは代案と、その理由を

都度伝えていくことが大切です。

 

 

“自分のいない日にもお店がまわるように”

を考えさせられる出来事でした。

 

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いかがでしたでしょうか。

 

私たちの在り方次第で、未来のお客様や

未来のスタッフ、未来のショップが変わってきます。

 

やらない手はないですね!