ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

アパレル販売員が、客との話を展開させるテクニック

Bonjour! ななです。


私は普段、子供服売り場で
販売員として仕事をしています。


販売員は、人と話すのが好き
販売員は、他人とも上手く話せる

そう思われがちですが、
私の周りには
そうではない人・そうではなかった人も
意外と多いです。

今回は、そんなプライベートでは
特別におしゃべりが得意ではない販売員たちが、
お客様との話を上手く展開させ
お買い上げに繋げるテクニック
をご紹介します。


接客業だけでなく、他の仕事でも
役立つものもあるかもしれません。
お付き合いくださいませ。

販売員が客との話を展開させるテクニック

返すしかない、質問をする

「かわいいですよね!」
「きれいな色ですよね!」

使い古されたフレーズです。

そして、返す言葉に困ります。

「プレゼントでお探しですか?ご自宅用ですか?」

ECでショッピングができるこのご時世に、
わざわざショップに足を運んでくださったお客様。
かならず目的があります。


・ウィンドーショッピングをして
掘り出し物を探したい

・気になっているアイテムの
実際のカラーを見てみたい

・プレゼントを選ぶために
誰かにアドバイスをもらいたい

など。


「プレゼントでお探しですか?
ご自宅用ですか?」

二択の質問は、お客様も返しやすいです。


また、プレゼントでも自宅用でもない場合は
「ただ見てるだけです」「大丈夫です」など
何かしら反応がもらえるはずです。

「何センチでお探しですか?」

これも、返すしかない質問ですよね。

フリーサイズのみを扱うお店以外なら、
使えるフレーズです。


プレゼントか自宅用かどうかと
サイズまで聞き出せられれば、
お客様の探しているものがかなり絞られます。


ライフスタイルを聞き出す

販売員だからこそ、
今日出会ったばかりの人にも
クローゼットの中身を聞くことができます。

身体のコンプレックスなども
聞き出すことができます。

以前の記事にも、似たようなことを書きました。

「今年はもうアウターは用意されましたか?」

お客様の持っているものを聞き出せると
ぐっと距離が縮まります。

カラーで答えるか
アイテムのディティールで答えるかで、
お客様が商品に求めるものもわかります。

「今年の冬物はもう用意されましたか?

などの質問も、
客の求めるものを聞き出すのに有効です。


「忙しくて、全然なんです。
とりあえず暖かくできるものを探しにきました!」

「もう結構持っているんですが、
実はこの前見たあれが気になっていて。」

自然な流れで、
お客様の状況や頭の中を整理していく
お買い上げに繋がやすいです。

「お仕事用ですか?お出かけ用ですか?」

「どこかへ
お出掛けのご予定があるんですか?」

などの質問でも、
お客様のライフスタイルを探ることができます。


目的に合わせて服を選ぶというよりは、
この質問は、客との接点を見つけるものです。


「普段はパンツが多いですか?スカートが多いですか?」

このような普段よく使うアイテムの話から
客の好みや、逆にチャレンジしたいと思っている
アイテムを聞き出せることはよくあります。


どんな理由でそれを選んでいるか
もっとどうだと生活に寄り添えるか

お客様と話していくうちに
接客に繋がり、ご購入に向かっていきます。



どれもシンプルな質問ですが、
お客様のことをよく知ることのできる
戦略的に組み込みたい質問です。