百貨店とSCの圧倒的違い。-売り方編-
Bonjour! ななです。
高いものは、一点一点丁寧に売る
安いものは、テンポよくたくさん売る
アパレル業界の基本だと、私は考えています。
そして、それぞれの商品は、
その価格と客層、価値に見合った場所へ
振り分けられています。
それが、百貨店なのか
SC(ショッピングセンター) なのか、です。
百貨店で、
1人に30分接客をして、商品が1点売れるとします。
1点分 例えば¥12,000の売上が立ちます。
SCで、同じく
1人に30分接客をして1点売れても
子供服ならせいぜい¥3,000 の売上です。
1日を8時間労働として、単純計算します。
百貨店では、1時間に¥24,000
24,000(円)×8(時間)=192,000(円/日)
SCでは、1時間に¥6,000
6,000(円)×8(時間)=48,000(円/日)
SCの商品をチリとは言いませんが、
“塵も積もれば山となる”ように
テンポよく接客をして
商品を売っていかなければいけません。
百貨店と同じ売上を
SCでも立てるとすると、逆算します。
1点¥3,000の商品を
百貨店と同じ1時間に¥24,000分売るとすると
24,000(円)÷3,000(円/点)=8(点/時間)
つまり、30分に4点売ることになります。
動きとしては、
カジュアルな雰囲気をうまく利用して
客と付かず離れずの距離間で、接客をします。
すぐに客のお伺い立てに答えられるように
すぐにレジに入れるように
流れの中に、自分の身を置きます。
百貨店では、
礼を尽くし、客におもてなしをします。
ここは"急がば回れ"とでも表現しておきましょう。
接客して、お買い上げに繋がらないこともありますが、
そもそもきちんと接客につかないと
売れるものも売れません。
なぜなら、わざわざ百貨店に足を運び買い物する客は
物が欲しいというよりも
店舗のディスプレイやショップスタッフの接客により
ブランド体験をしたいという想いがあるからです。
自分自身を気に入ってもらえれば、
評価としてお金を払う
つまり、お買い上げに繋がります。