ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

ウィズコロナにシフトするファッション業界の様子②

日々のお仕事お疲れ様です。ななです。


ウィズコロナの世界になり
丸一年が経とうとしています。

アパレルの店頭から、
ブランドの新作アイテムの見せ方、売り方
何から何までに
大きなルール変更がありました。

ウィズコロナにシフトするファッション業界の様子

以前にこのテーマで記事を書いてから
日が経ったので、
最新版を書いてみようと思います。

www.creativenana.com

オンラインの強化が加速

オンラインショップはもちろん
TwitterやInstagramなどのSNSといった
“オンラインの場“

力を入れるブランドが増えました。

SNSアカウントの運用はマスト

Instagramでのライブ配信による
新作アイテムやセールアイテムの紹介
と、
ストーリーズを利用して
顧客の質問に答える
ようなやり方を
週末は特に多く見かけます。

この時間に
(オンライン上の)ここに来れば
こんなことが知れる・見れる
といった感じで
各アカウントが場の作り込みに尽力しています。

EC求人が買い手市場

私事ですが、
昨年末から転職活動をしています。

今、アパレル内勤の求人の
4割ほどがEC運営関連
です。

未経験から応募できるものも多く、
ECに力を入れるぞ!という企業側の姿勢を
垣間見ることになりました。

顧客情報の収集が容易に

これまでより多くの客が
オンラインでブランドと接点を持つことで、
精度の高いオンラインサーベイが叶います。


SNSのエンゲージメントからも
ブランドの顧客になりそうな層の行動を
測る
ことができます。

店舗では、買い物をした客の情報のみ
本社にフィードバックされることがほとんどですが、
オンライン上ではそういった層の行動まで
情報として細かく分析できます。

オフラインはよりクローズドな空間へ

オンラインでの見せ方、売り方が
ものすごい速さでアップデートされるなか、
オフラインもオフラインならではの
生き残り方を模索
しています。

予約制が定着

特に個店では
あえて完全予約制にするショップが増えています。

・密を避けることができる

・顧客の好みの服を用意しておける
←購入率を上げることができる

・クローズドな接客ができる
←セット率を上げることができる

・店主やスタイリストの稼働時間にメリハリが出る
←客が来ないとわかっている時間でPC業務に集中できる

前回の記事にもありますが、
客側と店側どちらにとっても
ウィンウィンなやり方
といえます。

オンラインとオフラインを繋げる動き

これまであったリアル店舗(オフライン)と
オンラインコンテツを繋げようという動きが
どのブランドにも見られます。

クリエイティブが爆発するショー

シーズンごとに行われ
世界中のファッショニスタの注目を集める
ラグジュアリーブランドのショーも
等しくコロナ禍で変化してきました。

フィジカル(リアル)でのショーが叶わなかったり、
控えたりする動き
があります。


その中で、配信のみでショーを行ったり、
オンラインであることを利用し
巻き戻しやゲーム形式
で魅せてみたり。

ファッションだけでなくショーの可能性を探る、
これまでにないクリエイティブが爆発する時代へ
突入したように感じます。

買い物の仕方が多様化

コロナ前からあった動きですが、
店頭(オフライン)で実際に見て吟味してもらい
EC(オンライン)での購入に繋げる
ようなやり方が
百貨店などでも見られます。

ただ、販売員にこっそり
「これってショップの売り上げや評価に
反映されるの?」
と尋ねると、
連動されていないところが圧倒的に多いです。


コロナ禍で店頭でがんばる販売員が
心の底から“ブランドのファンになってほしい”
“お客様のライフスタイルにあった買い物の仕方を
見つけてほしい”

と思える仕組みづくりが急がれます。