ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

UVカット・吸汗速乾・接触冷感を、アパレル接客販売での取り入れ方と共に解説。

Bonjour! ななです。


夏のセールを6月末に控えている
百貨店・ショッピングセンターも
多いかと思われます。

お客様のセール待ちも目立つ
6月半ばも目前ですが、
そんなときに売り上げを作るのは
すぐ日常に取り入れたい機能性アイテムです。

夏の機能性素材

UVカット

UVカット加工

生地にUVカット加工を施す方法は、
以下の2種類です。

・布を染めるとき、染料と一緒に
紫外線吸収剤を布になじませて製造する。

・製品となったものに後から吹きつけて加工する。

後で加工するものは、洗濯を繰り返したときの
UV効果持続性が弱い
とされています。

UVカット素材

UVカット加工済みの繊維を、素材に用います。

ポリエステルやレーヨンなどの素材の繊維自体に、
無機物質(カーボン、セラミック、チタンなど)又は
有機物質を練りこんでUVカット加工を施す。

このように
セラミックをポリエステルなどに練り込んだタイプは、
紫外線を吸収して拡散する効果を持ちます。

繰り返しの洗濯や摩擦にも
UVカット効果が持続する
とされています。

◎「紫外線を吸収して拡散するので、
1枚持っておくと安心ですよ。」

◎どのように加工されたかわかっている場合は、
「お洗濯してもUVカット機能が落ちないので、
長く使っていただけます。」

など、アパレルの販売接客ではよく使う
「安心」や「長く使える」の前に一言添えると
説得力が増します。


吸汗速乾(きゅうかんそっかん)

汗をよく吸ってくれて、なおかつ乾きやすい素材は
次のような現象を利用しています。

毛細管現象を利用し
生地の肌側についた汗を外側に移動させ、
素早く拡散させることにより
服の内側(肌側)をドライな状態に保つ。

拡散方法としては、
太さの異なる糸を組み合わせて
生地を多層構造にする
異形断面の糸使い
をしています。

通常、糸の断面は丸ですが、
三角型、星型、ドーナツ型等の糸を使いうと
汗がより拡散し速乾性が増します。

「汗をかいても、服の外側にすぐに逃げてくれます。
自分で汗を吹かなくてもいいので
ちいさなお子様には特におすすめですよ。」


接触冷感

触るとひんやりする不思議な素材の仕組みは、
おおきく2つです。

・水分を多く含む繊維を使用し、
親水性(水に溶けやすい性質)で素早く汗を吸収。
液体が気体になる時に周囲の熱を奪う作用が働き、
暑い日にも服の内側を快適に保つ。

・熱伝導率の高い高機能素材を使用し、
触った部分の熱を奪い、冷たく感じさせる。

熱は、温度の高いところから低いところに逃げる
性質があります。

触った時に、手の熱が生地に移動して
ひんやり感をかんじさせています。

「肌触りが、ひんやり気持ちいいですよね。
涼を感じられると、気分も涼しくなりますよ。」


冬と夏は特に、
服の機能に敏感なお客様が増えます。

正しい知識で説得力を持ち、
お客様に安心していただける接客をしたいですね!