美術館・博物館の楽しみ方。世界共通編。
Bonjour! ななです。
まず、私は、
アメリカ・ニューヨークへ留学をしていたときに
物心付いてはじめて美術館・博物館へ
行きました。
建築物の大きさや展示品のセンス、その雰囲気に
感動こそしましたが、
正直そこで何をしていいか分からないまま
帰ってきてしまいました。
日本にも数多くの
美術館・博物館があることを知り、
帰国してから数回リベンジをしていると
徐々に、鑑賞の段取りが掴めてきました。
ミュージアムショップや
書店の芸術・美術のコーナーでよく取り扱いのある
“現代美術の見方”などというような本は、
そもそも現代美術に興味があり
何かすこしでも知っている人しか
手に取る気にはなれません。
今回は、
月に1〜3箇所の美術館・博物館に
足を運ぶ私が、その中でしぜんと身に着けた
美術館・博物館の歩き方
つまり快適に楽しむ方法を
ご紹介させていただきます。
①まずは、下調べ
美術館・博物館は、
電車やバスでアクセスできる場所にあることが
ほとんどです。
しかし、東京都美術館や国立新美術館など
名前だけでは最寄駅が想像できないところも
数多くあります。
開館時間、休館日、入場料金
そしてアクセスなど、下調べをし
落ち着いて向かいたいですね。
私は、作品を鑑賞する際
ロッカーに必ず荷物を預けます。
先に買ったチケットと、ロッカーの鍵と
メモ帳とペン(またはスマホのメモ)のみを持って
入場します。
ロッカーは、日本国内では
無料または最後にお金が返ってくるものしか
見かけたことがありません。
チケットは、忘れずに。
そして、メモの取り方は
後ほどご説明します。
身軽で入場すると、
荷物の重さや持ち方を煩わしく思ったり
人にぶつかったりすることなく
美術館賞に集中できます。
そして私は、履きなれた靴や服を着て
行くようにしています。
登山でもあるまいし!と思われるかもしれませんが
約1時間~1時間半ほどになる鑑賞は
想像以上にエネルギーと集中力を消費します。
着心地の悪い靴や服は避けたいですね。
鑑賞の際の、ペース配分は大切です。
私は、
流し見をする作品があってもいいいと思っています。
すべてのメッセージを読み
すべての作品に感想を持って見てまわると
目も頭も疲れますし、お腹も空きます。
特に気になったものだけ、題名や材料に目を通し
じっくりと作品と向き合うだけでも
じゅうぶん美術作品への造詣は深まります。
貴族の名前や、モデルとなった景色の地名、
キャンバスの種類など、作品の解説には
知らない言葉が無限に登場します。
その場で調べることもできますが、
そうするといたずらに時間が過ぎてしまうでしょう。
私は、あとでググりたいことリストを
メモに殴り書きをしながら進みます。
また、私なら
”衣服”と”フランス”に関することが特に好きなので
それに関係する作品についても
メモをとるようにしています。
メモをとらなかったことはすぐに忘れるでしょうし、
メモをしたことについては
帰ってからさらに理解を深めることができます。
前述した通り、私は、
私の好きなことに関することが作品に登場すると
ついテンションが上がってしまいます。
色彩が気になるのか、素材を触ってみたいのか
構造のバランスを評価するのか
何か自分はこれにフォーカスして鑑賞する!と
決まってくると、
より鑑賞にのめりこみ
自分の感性に落とし込めます。
また、最近では
ファッションブランドとのタイアップも
盛んに行われています。
この時代に生まれ
たまたまある作品と出会い、惹かれることは
ほんとうに尊いことだと思います。
ぜひ参考にしていただいて、
気になった展覧会には
積極的に足を運んでみていただきたいです。