ミレニアル世代のブログ

趣味の美術館巡りや、サブスクなどの新サービス・テクノロジーをミレニアム世代の目線で綴ります。

【芸術】軽井沢ニューアートミュージアムで開催“さまざまな人生ー生と死、よろこびと悲しみ”

軽井沢駅旧軽井沢の間にある、軽井沢ニューアートミュージアム

開館10周年記念特別展が開催されていると聞いて、行ってきました!


ニューアートミュージアムへは二度目の来訪です。

2020年10月に訪れた際は、新型コロナウィルスの影響で2階の展示室が開放されていませんでした。


今回は、1階のミュージアムショップとミュージアムカフェ、ギャラリーの他、2階展示室で開催中の“さまざまな人生ー生と死、よろこびと悲しみ”まで存分に楽しめました。

美術館の利用方法、企画展の内容と感想をここに残します。

ぜひ軽井沢旅行の際の行き先として、検討してみてくださいね。

軽井沢ニューアートミュージアム


住所:389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1151-5
電話:0267-46-8691
時間:10:00-17:00 ※7〜9月は18:00まで
休館日:月曜 ※8月は休みなく開館
アクセス:JR軽井沢駅北口から徒歩8分 / 碓氷・軽井沢ICから車で20分
可能な支払い方法:現金、各種クレジットカード
その他:駐車場10台分あり

駐車場は取り合いになることが予想されるので、私たちは旧軽井沢の有料駐車場を利用しました。

旧軽井沢の有料駐車場は点在していて、1日¥1,000で利用できるところがほとんどです。

ミュージアムショップ

1階のフロアが広くミュージアムショップとして開放されています。

美術からカルチャー、料理に関するまで幅広いジャンルの本や雑貨が並びます。

地元のオシャレなお菓子も販売されているので、お土産を見つけるのにおすすめです。

ミュージアムカフェ


電話:0267-46-8489
時間:10:00-カフェ&軽食 / 11:30-17:00レストラン ※ 土日祝、ゴールデンウイーク、お盆はディナー営業あり 17:00-21:00(ラストオーダー20:00)
休日:月、火曜
可能な支払い方法:現金、各種クレジットカード

美術館に併設されたイタリアンレストラン&カフェ「ピエトリーノ」では、軽井沢で採れた野菜やこだわりのパスタをいただけます。

信州牛や米沢牛などの贅沢な食材を使用した本格テクなイタリアンは、気分が上がること間違いなし。

ランチコースは¥1,760〜、ディナーコースは¥2,420〜です。

その他の設備

ミュージアムショップに並ぶ商品とチケットの購入は、入口すぐにある受付カウンターでおこないます。

ロッカーもあるため、身軽にして芸術鑑賞するといいでしょう。

1階のギャラリーは、どなたでも無料で出入りできます。

また一部の作品は販売されているので、気になる方はぜひじっくり選んでみてくださいね。

10周年企画展“さまざまな人生ー生と死、よろこびと悲しみ”

軽沢の地にニューアートミュージアムができて、今年で10年が経ちました。

訪れる度に「ここにこれてよかった」と思える、素晴らしい場所です。

企画展では、古典的なものから現代アートまであらゆる表現で死生観についてを私たちに問いただします。

心に残った作品と、感想をまとめます。
どうぞお付き合いくださいませ。

第1室 魂、生命

企画展の導入となる第1展示室では、人間の誕生前の姿を中心に“魂”“生命”にまつわるアートが展示されています。

小松美羽さん「生死」「覧死」

小松美羽(こまつみわ)さんの作品「生死」「覧死」は、人間の誕生前のもっとも根源的なものを表現しています。

哺乳類の結合や細胞について細かく描写されていて、ミステリアスな生命力が溢れる作品。

私たちは生まれる直前まで、虫になるのか人になるのか、生まれないのかどうかすらわからなかったのではないかと感じました。

miwa-komatsu.jp

(プレ)ハイレッド・センター「山手線フェスティバル」

前衛芸術グループ ハイレッド・センターの前身となるプレ・ハイレッド・センターによる「山手線フェスティバル」。

山手線の車両やホームに、卵の形をした黒いプラスチックにさまざまな物を入れて固めたものを配置しました。

モノクロ写真に写るおじさんのスーツのシルエットやタバコを吸う姿が、当時の時代背景を感じさせます。

破壊やメルト、ときにはプラスチックの卵を舐め回すパフォーマンスは、生命の自由さや不規則さを表しているよう。

生き物の命の長さや能力の違いを、シュールに表現した作品は、見る人の視線を釘付けにしたことでしょう。

第2〜4室

古典作品と共に、ビジュアルだけではなく精神的な生と死を感じる機会を私たちに与えてくれます。

日本美術や呆然の思想について詳しく解説されていて、純粋に勉強になりました。

浄土教についての解説で「僧侶は現代の公務員に近い」との例えがあり、わかりやすいのと面白かったです。


次回は、企画展の後半をご紹介します。
お楽しみに♪