10/11(日)まで東京国立近代美術館で開催、ピータードイグ展へ行ってきました。
Bonjour! ななです。
東京・大手町のとなり“竹橋”駅が最寄り
東京国立近代美術館で開催中の展覧会
ピータードイグ展へ行ってきました。
ピータードイグ展
ピータードイグは
イギリス人の男性画家です。
ゴーギャン、ゴッホなどの作品の構図やモチーフ
映画のワンシーンや広告
彼がこれまで過ごしてきた場所の風景など
異なるイメージの組み合わせで成る作品が特徴的。
彼の絵には、時代や場所を特定できない
”夢のような光景”が広がります。
彼は現在も作品を作り続けています。
東京国立近代美術館
102-8322
東京都千代田区北の丸公園3-1東京メトロ東西線 竹橋駅b1出口すぐ
10:00-17:00 金・土曜は20:00まで
(閉館30分前までの入館)月曜休
ミュージアムショップあり
チケット
コロナ渦で完全予約制の展覧会が増えましたが、
ピータードイグ展は予約制ではありません。
美術館外のチケットカウンターで
当日分のチケットを購入することができます。
混雑状況によっては
入場を制限することもあるそうなので、
お気をつけくださいませ。
私は平日のお昼頃行きました。
入場制限はなくスムーズに入館できましたが、
コンスタントに来館者がおり
人気の展覧会という感じでした。
みどころ
私なりにこの展覧会のみどころを
3つにまとめました。
①全作品撮影可能
全ての作品を、写真に収めることができます。
フラッシュ撮影や動画の撮影はできません。
絵は、なまで見てこそ感じる
繊細さや力強さがあると思います。
それを会場で感じつつ、
撮影した絵を家で見ることで
その繊細さや力強さを思い出す時間を持つのも
いいのではないでしょうか。
また、先に書いた通り
ピータードイグの作品には
他の画家の近代絵画の要素が数多く登場します。
帰ってから、写真で見返して
元ネタと照らし合わせるような楽しみ方も
ありそうです。
②人物の表情と服装
彼の作品のほとんどに、人が登場します。
1枚の絵に登場する人物は
そこまで多くはありませんが、
だからこそ登場人物の仕草や表情が
強く意味を含みます。
ブルゾンのふくらみやターバンの色遣いが
背景に馴染みつつ、
彼の気分だけはどこか馴染まずに消え入りそうです。
所在なさげな少年たちの表情。
船の影の黒く塗りつぶされた部分と相まって
作品の中の世界観に影を落とします。
細かく描き込まれたわけではないのに
これほど表情豊かな人物達や、
描かれた服のディティールには
彼の作品の個性だと感じました。
③抽象化された背景
絵画において“抽象化する”というと
どのような表現を思い浮かべるでしょうか。
彼は積み上げられたケースや
植物を抽象化して四角く描くことをします。
手前の人物が浮き上がるどころか
潔い背景の抽象化からは
何か皮肉のようなものを感じます。
気になって仕方ありません。
直線的な表現と植物の雰囲気が
どこか日本っぽいなと思いました。
さいごに
この展覧会の開期は残りわずかとなりました。
大きく存在感のある作品ひとつひとつに
いくつものポイントがあり、
ほとんどの絵の横に解説が書いてあります。
鑑賞初心者にもビギナーにもおすすめですので、
お見逃しなく。
ピータードイグ展
2020/02/26〜10/11
(一時、コロナの影響で臨時休館。現在通常開館中。)東京国立近代美術館 1階 企画展ギャラリー
チケット一般 ¥1,700
1階にガラス張りの
コンパクトなミュージアムショップがあります。
ミュージアムショップの入り口は
1階の奥まったところにあり、
少しわかりづらいのでお気を付けて。