業界人も間違えがち “DP”と”VMD”
Bonjour! ななです。
今日は、DP(ディスプレイ) と
VMD(ビジュアルマーチャンダイジング)
について書いていきます。
無意識に購買行動に向けてコントロールされる理由が
ここにあるかもしれません。
また、どちらもお店作りに関する
大切な用語です。
しかし、業界人でも、勘違いしている人や
その違いをよく分からずに使っている人を見かけます。
私は幸い、社会人になりたての頃に、
コーディネーターという職種の先輩に
「それぞれ違うからね!」 と
しっかり教えていただく機会がありました。
まず、DP(ディスプレイ) をわかりやく言うと
打ち出し・店頭のかわいさ のことです。
打ち出しで今のブランドの色を表現し、
販売促進を行います。
例えば、
夏はシェル🐚のシリーズでの打ち出すとします。
店頭のメイン・サブ・壁をそれぞれ
打ち出しのイメージに合うように飾り付ける。
トルソーに可愛く服・服飾雑貨を着せ
コーディネートする。
これがディスプレイです。
次に、
VMD(ビジュアルマーチャンダジング) を簡単に言うと
整理・整頓のことです。
客の動線や目線を意識して
商品を手に取りやすいお店を作るために
必要なことです。
ディスプレイの華やかさなどを意識するあまり
高すぎるところに商品を飾ったり
手に取りにくい置き方をしていては、
VMDを意識したお店作りとは言えません。
ハンガーを右手で取ったときに、
ハンガーのロゴと服のおもてが目に入るような
陳列方法をとっているか。
服のたたみは綺麗か。
たたんだ服の高さ、隣の服との間隔は適切か。
また、VMDを厳密に言うとすると、
視覚的に訴えかけるマーケティングの手法です。
購買行動にはAIDMA(アイドマの法則)
というものがあります。
A-attention 存在を知る
I-interest 興味を持つ
D-desire 欲しくなる
M-memory 記憶する
A-action 購買行動をする
ディスプレイに引き寄せられて入店したとしても、
商品を記憶して 吟味し 購入に至ると考えると、
最終的に大切になってくるのはVMDです。
ご自身が、
ついつい入店し買い物してしまったとき、
後からそのお店を鳥瞰してみてください。
カラーやアイテムが
グラデーションに陳列されていたりと、
とても心地よく自然な流れで店内に入り
商品を物色しお会計を済ませることになった所以が
少しわかるはずです。